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第2章 仕事の決まり

「佐伯。もしかして、それっきりじゃあないだろうな。」

「そうなんだよね。それっきり連絡もなくて。でも、追いかけるのも何だしね。」

そっか。

セックスしてそのままって事もあるのか。

「損したな。」

「うるさい、海斗。」

そういう愛華と海斗君は、いい雰囲気だと思うんだけど。

愛華の相手は、違ったんだね。

そう思いながらふと海斗君を見ると、私を見つめていた。


「相沢は、まだだよな。初体験。」

「えっ……」

カァーっと顔が赤くなった。

「佐伯みたいに、捨てるような事はするなよ。」

「ちょっと、海斗。私はね、一日でも相手に恋してたの。」

「はいはい。そして処女捨てて、そのまま男に捨てられたんだろ。」