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第1章 バイト先の社長

「えっ？社長⁉」

私が驚くと、社長はにっこり笑った。

「社長の不破です。ようこそ、トゥモロー・カンパニーへ。」

「よ、よろしくお願いいたします。」

まさかこんな若い社長さんだったなんて。


「三門。今日からバイトの子だって。案内して。」

「はい。」

そして三門さんと言う人が、私の側に来た。

「社員の三門です。大学卒業したてだから、俺の方が歳近いね。何でも相談して。」

「はい。」

「早速だけど、コピーと製本、手伝ってくれる？」

「分かりました。」

ちらっと見ると、社長はパソコンに釘付けになっている。

私には、興味なかったかな。

ちょっとがっかり。


ううん。ここには仕事で来てるんだから、恋愛は禁止。