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溺れる秘密の関係
第1章 同じ歳の兄妹
駅の前で別れるなんて、寂しい。
その時だった。
「柊真君。」
振り返ると、髪の長いお嬢様風の女の子が、柊真を見つめていた。
あの制服。柊真と同じ学校のものだ。
「詩織。」
胸がズキッした。
同じ学校で、名前を呼び捨てにする関係?
「よくここが分かったな。」
「お母さんに聞いたの。駅の近くで、柊真君を見たって。」
綺麗に笑う子。
それにさっきから、柊真を見つめっぱなし。
絶対、柊真の事好きだよね。
そしてその子と、目が合った。
「柊真、あの子誰?」
「ああ、俺の義理の兄妹?莉子って言うんだ。」
「義理の兄妹だって言う事は、一緒に住んでいるの?」
「ああ。」
そしてその子は、あからさまに嫌な顔をする。
その時だった。
「柊真君。」
振り返ると、髪の長いお嬢様風の女の子が、柊真を見つめていた。
あの制服。柊真と同じ学校のものだ。
「詩織。」
胸がズキッした。
同じ学校で、名前を呼び捨てにする関係?
「よくここが分かったな。」
「お母さんに聞いたの。駅の近くで、柊真君を見たって。」
綺麗に笑う子。
それにさっきから、柊真を見つめっぱなし。
絶対、柊真の事好きだよね。
そしてその子と、目が合った。
「柊真、あの子誰?」
「ああ、俺の義理の兄妹?莉子って言うんだ。」
「義理の兄妹だって言う事は、一緒に住んでいるの?」
「ああ。」
そしてその子は、あからさまに嫌な顔をする。