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ハーレムに咲く華達
第4章 フロリーナ

でも、私に拒否権はない。
私は従うしかないのだ。
「君は、大人しいな。」
「……大人しくなったのだと思います。」
「そうか。そうしていろ。俺の言う通りに動いて、俺の言う通りに考えろ。」
「……人形にでも、なれと言うのですか。」
「不幸にはしない。」
もう悲しい事は、起こらないで欲しい。
私は後ろを向くと、皇太子の首に腕を回した。
「頼みます。」
「ああ……」
そして見つめ合うと、私達はキスをした。
この人に従っていればいい。
従っていれば、私はただの人形になって、悲しい事も苦しい事も感じなくなる。
「そろそろ、出ようか。」
「はい。」
浴室を出ると、皇太子は私のベッドに、横たわった。
私は従うしかないのだ。
「君は、大人しいな。」
「……大人しくなったのだと思います。」
「そうか。そうしていろ。俺の言う通りに動いて、俺の言う通りに考えろ。」
「……人形にでも、なれと言うのですか。」
「不幸にはしない。」
もう悲しい事は、起こらないで欲しい。
私は後ろを向くと、皇太子の首に腕を回した。
「頼みます。」
「ああ……」
そして見つめ合うと、私達はキスをした。
この人に従っていればいい。
従っていれば、私はただの人形になって、悲しい事も苦しい事も感じなくなる。
「そろそろ、出ようか。」
「はい。」
浴室を出ると、皇太子は私のベッドに、横たわった。

