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ハーレムに咲く華達
第5章 エルシェ
そうよ。私は、殿下が好き。
この人の側にいたい。
「ふーん。まあ、いい。もう一人の娘に、負けないよう頑張るんだな。」
「はい。」
そう言って殿下は、父との話に夢中になってしまった。
私はただそれを、立って見ているだけ。
その間、殿下は私の方を、一度も見ては下さらなかった。
そして、父との話が終わり、出て行く時に、殿下はチラッと私を見た。
目が合って、ドキッとした。
「エルシェ殿は、父親の仕事を知っているのか。」
「いいえ。父の仕事場に来たのも、初めてです。」
「では、政治の事は疎いか。」
「はぁ……」
政治の事を知っているから、何だって言うの?
ハッ!もしかして、もう一人の娘が、政治に詳しいとか⁉
この人の側にいたい。
「ふーん。まあ、いい。もう一人の娘に、負けないよう頑張るんだな。」
「はい。」
そう言って殿下は、父との話に夢中になってしまった。
私はただそれを、立って見ているだけ。
その間、殿下は私の方を、一度も見ては下さらなかった。
そして、父との話が終わり、出て行く時に、殿下はチラッと私を見た。
目が合って、ドキッとした。
「エルシェ殿は、父親の仕事を知っているのか。」
「いいえ。父の仕事場に来たのも、初めてです。」
「では、政治の事は疎いか。」
「はぁ……」
政治の事を知っているから、何だって言うの?
ハッ!もしかして、もう一人の娘が、政治に詳しいとか⁉