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ハーレムに咲く華達
第2章 フェナ
「一人?ああ、もしかして夜伽の指南役?」
「それがどうも、それだけではないようです。」
ばあやは、ため息をついた。
「その女性は、元は皇帝のハーレムにいた方で、皇太子殿下が一目で見染めたとか。初恋の相手だと言う噂もあります。」
「初恋の相手か……」
将来の旦那様は、初恋の真っ最中って事ね。
私はまだ、初恋なんてしていない。
余計な虫が付かないようにって、周囲にいるのはオジサンばかり。
若い男性は、いない。
「いいですか、姫様。夜伽と言う言葉を知っているのなら、ばあやは恥ずかしながら申し上げますけれど、閨の際は皇太子殿下の言う事に逆らわず、言う通りにするのですよ。」
「分かってるわよ。私をいくつだと思ってるの?もう結婚する歳よ?未来の皇后よ?それぐらい知ってるわ。」
「それがどうも、それだけではないようです。」
ばあやは、ため息をついた。
「その女性は、元は皇帝のハーレムにいた方で、皇太子殿下が一目で見染めたとか。初恋の相手だと言う噂もあります。」
「初恋の相手か……」
将来の旦那様は、初恋の真っ最中って事ね。
私はまだ、初恋なんてしていない。
余計な虫が付かないようにって、周囲にいるのはオジサンばかり。
若い男性は、いない。
「いいですか、姫様。夜伽と言う言葉を知っているのなら、ばあやは恥ずかしながら申し上げますけれど、閨の際は皇太子殿下の言う事に逆らわず、言う通りにするのですよ。」
「分かってるわよ。私をいくつだと思ってるの?もう結婚する歳よ?未来の皇后よ?それぐらい知ってるわ。」