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ハーレムに咲く華達
第2章 フェナ
そして、私は一旦引き下がり、改めてウェディングドレスを着た。
「綺麗ですよ、姫様。」
私は鏡を見ると、嬉しくなった。
自分で言うのもなんだけど、こんな美しい花嫁、他にあって?
すると召使い達が、急に下がり始めた。
「どうしたの?」
「皇太子殿下がお見えです。」
後ろを振り返ると、ムスッとしたハブリエルがいた。
「きゃああ!」
私は悲鳴を上げた。
「見ないで!結婚式を挙げる前に、見ないで。」
「はあ?減るもんじゃないし。」
「減るもん!」
「何が⁉」
「幸せが!」
コーネイン帝国では、結婚式をする前に花嫁姿を見られると、その女性は不幸な結婚生活を送ると言われている。
「そんな事。」
「綺麗ですよ、姫様。」
私は鏡を見ると、嬉しくなった。
自分で言うのもなんだけど、こんな美しい花嫁、他にあって?
すると召使い達が、急に下がり始めた。
「どうしたの?」
「皇太子殿下がお見えです。」
後ろを振り返ると、ムスッとしたハブリエルがいた。
「きゃああ!」
私は悲鳴を上げた。
「見ないで!結婚式を挙げる前に、見ないで。」
「はあ?減るもんじゃないし。」
「減るもん!」
「何が⁉」
「幸せが!」
コーネイン帝国では、結婚式をする前に花嫁姿を見られると、その女性は不幸な結婚生活を送ると言われている。
「そんな事。」