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ハーレムに咲く華達
第4章 フロリーナ
「えっ?ハンナお姉様を?」
ファースを見ると、うんと頷く。
「それでね。私、ファース将軍のところへ行こうと思うの。」
「自ら褒美品になると言うのですか⁉」
「褒美って嫌ね。フロリーナ、私とファースね、一目で恋に落ちたのよ。」
「はあ?」
「ファースにはもう奥さんがいて、私は妾になるけれど……」
「一国の姫君が、妾になるなどあり得ない!」
「フロリーナ……」
第三皇女も、兵士に身体を許すなんて、どうしてしまったの?
「第一皇女と第二皇女は、自殺しました。誇りを汚されぬようにです!」
「誇りって言ったって、デルクセン帝国は、もう滅んだのよ?私達、もうお姫様じゃないの。」
「ハンナお姉様!」
お姉様が、こんなあっさりと誇りを捨てる人だったなんて!
ファースを見ると、うんと頷く。
「それでね。私、ファース将軍のところへ行こうと思うの。」
「自ら褒美品になると言うのですか⁉」
「褒美って嫌ね。フロリーナ、私とファースね、一目で恋に落ちたのよ。」
「はあ?」
「ファースにはもう奥さんがいて、私は妾になるけれど……」
「一国の姫君が、妾になるなどあり得ない!」
「フロリーナ……」
第三皇女も、兵士に身体を許すなんて、どうしてしまったの?
「第一皇女と第二皇女は、自殺しました。誇りを汚されぬようにです!」
「誇りって言ったって、デルクセン帝国は、もう滅んだのよ?私達、もうお姫様じゃないの。」
「ハンナお姉様!」
お姉様が、こんなあっさりと誇りを捨てる人だったなんて!