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朧気な花
第1章 初めてのお付き合い

「…キス、嫌?」
「嫌じゃないよ!全然……むしろ、いい」
ドキドキしながら答えると、秋斗がまた質問してくる。
「じゃあ、いっぱいしていい?」
美月がそれに静かに頷くと、秋斗は再び唇を重ねた。
「美月……好きだよ」
優しく、あむっと下唇を食む。
「……わたしも」
「舌入れていい?」
何でわざわざ聞くかな!
美月は真剣に質問してくる秋斗に対して、恥ずかしさで頭が爆発しそうだった。
「……いいよ」
「じゃあ、入れるね?」
そのまま唇を近づけて、美月の口の中に舌を入れてくる秋斗に、美月は混乱する。
えっ、何これ……舌を舐められて、熱い。ぬるぬるする。気持ちいい……。
「気持ちいいね?」
ちゅぽっと舌を離して秋斗が聞くと、美月は体から力が抜けて床に倒れ込んだ。
「美月?!大丈夫?!」
「…気絶しそう……」
「ダメだよ〜!まだしようよ〜!」
秋斗が残念そうに、美月に抱き着いた。

