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ムッツリ最高
第1章 揺れる電車の中
その瞳を思い出して、子宮の奥の感触が戻ってきた瞬間、背中側に、ふと風が吹いた気がした。
身体が一瞬、ビクッとする。

しばらくじっとしていたが、その後、何もないような気がして、気のせいかしらと思った瞬間、今度は背骨に沿って、すっと、なぞるかすかな感触があった。

あっ・・・

彼が来てくれている・・・

あの、長くて、しなやかな指が、私の背中をそっとなぞってくれている・・・

乳首が硬く立って、電車の振動でニットと擦れて、私は口元が開いてしまう。

彼の指が、そっと背中を下り、どんどん下がっていく。
もう少しで、お尻の割れ目に・・・

その時電車が大きく揺れ、私の足元が開く。その振動で、乳首がニットに強く押し付けられ、私はたまらずに吐息を漏らしてしまった。

はアッ・・・

その瞬間、背中にあった彼の指がいなくなった。
そして、手元に持っていた携帯が振動した。LINEを開くと、彼から

声を我慢できないなら、これ以上、してあげられないよ?我慢して?

私は慌てて、返信した。

はい。ちゃんと我慢します。

私は目と口元をぎゅっと結んだ。

そのとき、また、おしりの割れ目のすぐ上から、そっと撫で上げるように、かすかな指の動きが戻ってきた。
私は俯いて、その指の動きに集中する。

彼の指は、背中の真ん中まで登った後、ゆっくりと、ブラに沿うように、右の脇に進んでいく。

ニットに擦れる乳首と、背中側に押されるように私に密着している身体がお尻を包むようで、まるで身体中を誰彼もなくいじられているような気持ちになる。

規則的な電車の振動音が、耳鳴りのようで、身体中が性感帯になったようだ。
もう、首元にかかる自分の髪ですら、私を愛撫しているように感じて、腰が勝手に動きそうなのを抑えるのに必死だった。

そして、彼の指が、わたしの乳房の脇に触れる。
指一本で、その肌をくすぐるように上下しながら、少しずつ、少しずつ、乳首に近づいていく。

ああ、弄って欲しい・・・

私は大きく息を吸って、無意識に胸を張り出してしまった。
彼の指を期待して、もっともっと刺激を欲しがって、乳首はまるで自分からニットに擦れに行くように、息に合わせて大きく上下してしまう。

彼の指は、乳首のまわりで、焦らすように、触れるか触れないかのタッチで円を描き始める。

ああ、イヤイヤ、弄って、弄って!
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