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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第42章 脅迫
何の躊躇いもなく吐かれた言葉に目の前が真っ暗になる。交渉も何もない。従うか逃げるかの二択を迫られる。こうなると優子は身動きが取れない。

従えば、初めて会った名前も定かでない男に犯される。逃げ出せば、自分の過ちを世間や周りにバラされる。どちらにしても優子にとっては最悪の結末でしかない。

そして、その逡巡による膠着こそ狩野が狙っていたこと。優子が悩み躊躇う間に掴んだ優子の両手をネクタイで縛りにかかる。

「あっ…!?やっ、やめてっ!離してっ…!いやぁっ…!」

慌てて脚をジタバタさせ、狩野を押し返そうとするが時すでに遅し。片手に絡ませたネクタイをもう片方の手首に巻き付ける。優子は両手を掲げた状態で手首をぎっちりネクタイによって縛られてしまった。

「ちょっ…!ほっ…解いてっ…!やだっ!私…帰るっ!こんなのっ…絶対に嫌っ!」

激しく暴れる優子を狩野は馬乗りになって押さえつける。さらに狩野は脱いだシャツを、両手を拘束したネクタイに通し、シャツをベッドの四隅に立つ柱に結びつける。

狩野は全て計画通りに進んだことに満足する。いくら脅しても優子が素直に従うとは思っていなかった。そのために縛りつけることも想定していた。それが故に狩野は自らこの部屋を選んだのだ。四隅に柱がある天蓋付きのベッドのある1番高級な部屋。縛りつけるための柱があるからこそ選んだのだ。

SМプレイを楽しむための部屋なんかもあったが、そう言った道具を使う余裕などない。あり合わせの物で拘束するしかなかったのだ。

「ぐぅっ…!解いて…!解きなさいよっ…!ゆ…指1本でも触れたら…警察に訴えるからっ!」

「だから…やってみれば?警察に言えば自分がレイプされたことも、周りに知られるし、その上、万引きのことまで知られるぞ?ああ…それから…あれ、見えるか…?」

狩野がベッドの横を指差す。優子の視線が狩野の指を追う。その先にはテーブルの上にレンズをこちらに向けた携帯が見えた。

「け…携帯…?あれが…?」

不自然に置かれた携帯の意味がわからない優子。狩野は優子に覆い被さり、囁く。

「あの携帯…動画を撮ってるんだよ…。」

「はぁ…!?な…なんて…?撮って…る…?ま…まさかっ!?い…今っ…!?これをっ…!?」

優子が青ざめる。ちょうど2人が写るように向けられたレンズ。2人の重なる姿をきちんと捉えていた。
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