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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第42章 脅迫
狩野の質問に言い淀む光江。答えたくないわけではなかった。

「帰ってみないと…わからないわ…。それか…もう少しして…連絡してみないと…。」

「そうか…。なら…一度帰るか…。俺も一旦帰るが…。旦那も娘もいないなら…課長の家に伺わせてもらおうか…。」

「えっ…?い…家に…?来るの…?さすがに…それは…。」

「その方が興奮するだろ…?いつ、旦那や娘が帰って来るかわからない中、やることに…。」

狩野の提案に光江はゾクリと全身が震える。同時に子宮辺りがキュンと反応する。すっかりМの気質が開花し始めている。

「わ…わかったわ…。帰って…2人の予定を確認して…連絡するわ…。」

「よし…。ただまだ帰るには早いし、一眠りするか…。少し体力を回復したいしな…。」

「そ…そうね…。そうしましょう…。」

恋人同士のように光江は狩野の腕の中で目を閉じる。すっかり従順になった光江に狩野も満足し、短い眠りに着く。

2時間後、光江は狩野の腕の中で目覚める。起きる予定は7時だったが、目が覚めた。たった2時間だが狩野との行為に満足させられた光江の目覚めはスッキリしていた。

そっと狩野を起こさぬように、腕の中から起き上がった光江は、軽くシャワーを浴び、そこからしっかり身支度する。

帰った時に疑われぬように、少し乱れた感じを残しつつ、スーツを着込む。仕事が忙しく、そのまま会社に泊まった体で帰るつもりだ。

「早いな…。もう準備できたのか?」

光江の準備があらかた終わった頃、狩野が起き出してきて、声をかけてくる。

「ええ…。いつでも出れるわ…。別にゆっくりでも構わないけど…。」

当たり前のように会話しているが、少し前までは脅迫され、レイプされていた関係。それが今や恋人同士のようである。

それに気恥ずかしさを感じ、光江はまともに狩野の顔を見れない。狩野も手早くシャワーを浴び、着替える。

ホテルを出る時は別々に出て、それぞれタクシーで帰途に着く。

光江は家に帰り着くと、娘の優子はすでに起きていた。

「ただいま…。ごめんなさい。昨日はちょっと仕事が忙しくて…。パパは…?」

「もう、朝から出たよ〜。今日から出張だって〜。月曜まで帰って来ないって〜。」

優子が化粧をしながら、答える。

「どこか出かけるの?」

朝から準備に余念がない優子を見て、尋ねる。なんだか浮かれた様子だ。
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