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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第1章 万引き
「困るんだよね~。万引きは犯罪だよ?警察に連絡しなきゃいけないんだよ。それに親御さんにも。」

「ごめんなさい。もうしませんから。警察や親には言わないでください。」

そう言って萌は頭を下げる。店長の孝宏はその様子を黙って見下ろす。制服姿の萌の胸元が孝宏から僅かに覗ける。服の上からでもしっかりとわかるくらいに膨らんだ胸。短めのスカートから覗く白い脚。頭を下げて今は見えないが、顔もかなり可愛く、真面目そうな雰囲気だ。

「ねえ?どうしても親御さんの連絡先を教えてくれないの?」

孝宏がそう言いながら、萌の肩に手を置く。

ビクッと震えながらも何も言わない萌。黙ったまま下を向いてる。

『ああ、こんな女子高生とやってみたかったんだよな~。やっちゃうか~。ビデオも作動してるしな〜。』

孝宏は心の中でそんなことを考えながらちらりと視線を壁に向ける。コンビニの裏手にあるこじんまりとした事務所。時々、バイトも中に入るため、防犯用に隠しカメラを仕込んでいた。

『休憩に入ったばかりだし、忙しい時間でもない。三嶋の奴がいるから、何かあったら電話してくるだろうし。』

心の中で算段をつける孝宏。ちょうど今は午後2時。片田舎のこのコンビニはそこまで忙しくない。バイトで入る三嶋はフリーターで3年も働いているため、慣れて滅多なことでは呼び出しがかからない。

『よしっ!やっちまうか!』

孝宏は決心する。一方の萌はただひたすら恐怖に怯えていた。真面目に生きてきた。だが、最近勉強も伸び悩み、彼氏ともうまくいかずケンカしてストレスが溜まっていた。そんな時に偶然聞いてしまう。

『ねぇねぇ、聞いて。これ欲しかったやつ!いいでしょ?』
『それ、コンビニ限定のやつじゃん!どうしたの?』
『◎◎のコンビニあるじゃん!あそこでねぇ~。』
『簡単に万引きできるって噂の!?もしかして?』
『そうそう。うまくいっちゃった!あそこちょろい!』

そんな話を聞いてしまったのだ。学校の帰り道にたまたま近くを通ったため、軽い気持ちで中に入ると冴えない中年の男1人が店の中にいた。田舎のコンビニで防犯カメラも少ない。客は萌しかいないが、その男はレジの中で作業に夢中になっている。萌は思わず欲しかったリップなどをカバンに入れ、素早く店を出る。

「すいません。お客様。精算してないものありますよね?」

振り返ると男がいた。
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