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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第28章 タクシー
「んっ…。んんっ…。ぅん…?」

久美が違和感に声が漏れる。狩野は素早く久美の両手を上げ、頭の後ろでヘッドレストの部分に拘束する。

「んっ…?な、何…?何をっ!?んむぐっ!?んぐっ…。んんっ…?ん〜!?」

目覚めた久美が疑問の声を上げ、さらに叫ぼうとした瞬間に狩野が久美の口にギャグボールを押し込む。そして、そのまま頭の後ろで固定してやる。

狩野は状況が飲み込めず、脚をバタバタさせ、必死に身をよじる久美を改めて視姦する。
メガネをかけていることもあり、知的なキャリアウーマンを思わせるツンとした雰囲気の美人。
スーツに包まれた姿体は胸が大きく膨らみ、シートベルトが谷間にかかり、その膨らみをより卑猥に強調している。
ジタバタさせている脚は長く、黒のストッキングに包まれているが、スカートから覗く太ももは柔らかそうである。

狩野は思わず舌舐めずりをする。その様子に貞操の危機を覚った久美はより激しく身体を動かす。

『な、何なの…これぇ…!?た、助けて…。誰か…。あ、あの厭らしい目…。私…レイプ…されるの…?い、嫌ぁっ…!』

「ん、んっ…!?んぐっ…。んぶっ…。ん〜んんっ…。んぐっ…。んんっ…!!」

声にならないまま、久美が呻く。そんな久美に狩野はニタニタ笑いながら手を伸ばす。

「痛い思いしたくないなら大人しくしておけよ…。気持ち良くさせてやるからよ…。」

狩野はスーツの上から久美の身体を確かめるように触る。

「やっぱり胸は大きいな…。しかも、この辺も柔らかな手触りでいいな…。」

狩野の手が久美の胸や太ももを這い回る。

「んぐぅ〜!んぶっ…!んんっ〜!んぐぅ〜!」

『やめてぇ…。触らないでよぉ…。あなたになんか…。やダァっ…!』

必死で拒否する久美だが、口を塞がれ言葉にならない。ただ呻き声しか出ない。狩野の手がスーツのボタンにかかる。
ジャケットのボタンを外し、シャツのボタンも外していく。

「うぅっ…。んうっ…!うぐぅ…。んむっ…。」

『い、嫌ぁっ…。やめてぇ…。触らないで…。私はぁ…。』

久美は這い回る狩野の手に怖気が走る。久美はキャリアウーマンとして、ここ数年は仕事に生きてきた。男性と付き合うことなく、男性との行為もすっかりとご無沙汰であった。久しぶりに触れられるのが、こんな見知らぬ男性と思うと悔しさを覚える。

『なんで…。こんな奴に…。』
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