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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第34章 透明化と時間停止
淫魔の問いかけに、顔を上げた狩野の表情は笑っていた。

「いいえ…。これだけ多くの女性を犯し、その上、最後に貴女を抱いて消滅できるなど…。嬉しくて…思わず果ててしまいそうですよ…。」

「うふふっ…♡嬉しいこと言うわね…。じゃぁ…特別に…。今から時間を動かすわ…。貴方がここにいる女性達をもう一度、徹底的に犯す様子を全世界に見てもらいましょう…。そして私との行為も…。ただ、ネットにも…全ての記録には残らないようにして…。」

「それは…。大問題にならないか…?」

「ふふっ…♡貴方がこの女性達を犯してる間も、私とする間も…誰も動けない…。指1本すらね…。そして映像にも記録されない。全部が終わったら、私の力で通常の状態に戻す。」

「ということは…。」

「今から行なわれることは皆の記憶には残るけど、あら不思議。何故か生放送中でも、録画していても、そんな映像はどこにも存在しないの…。面白いでしょ…?」

「なるほど…。俺もまた消滅するが…こいつらの記憶には残るのか…。本望だ…。」

感無量といった狩野。すでに狩野の下半身は想像でイキリ勃っている。

「では…楽しい時間を過ごしましょ…♡」

狩野の記憶は淫魔の素晴らしく妖しい笑みと快楽で途切れた…。




この日、全世界の人々は不思議な体験をする。

自分が推すアイドル達が、自分が憧れる女優達が、垂涎の的だったグラビアアイドル達が、あんな風になりたいと思っていたアナウンサー達が、そして名も知らぬ美女達が、あられもない格好で、喘ぎ乱れる姿を老若男女等しく脳内に刻んだ。

しかし、テレビやネット上で生放送された番組なのに、映像には全く残っていない。見ていなかった者から嘘つき呼ばわりされても、そんなことがあったと、多くの人々が言うだけで、誰一人証拠を出すことはできなかった。

犯された女性達も精神をおかしくした女性もいたが、映像がないことを頼りにほとんどがだんまりを決め込んだ。

世間を賑やかした不思議な現象は数年に渡り、何度も人々の口に上がる。また多くの男性が脳内に残る映像で自慰に耽る。そして犯された女性達の中にはあの快感を忘れられず、身を貶す者までいた。

そしてこの数年間、出生率が急激に下がる。

狩野と淫魔の交わる姿を見た人々はそのあまりの淫靡さに通常の性行為が難しくなったからであった…。


【完】
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