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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第35章 エアコン修理
狩野は自身の欲望のためには労力を惜しまない。自分の足でマンションを回り、美人がいそうなマンションにチラシなどをポストしていた。
主に1人暮らしの女性が住むマンションを中心にポストしているが、旦那不在の主婦が多いマンションも選んでいる。それが今回、狩野には大きなチャンスを、智亜には絶望をもたらしたのだ。

なかなかしっかりした造りのマンション。多少騒がれても気にされない住民関係。ある程度下調べを済ませている。

智亜が多少騒いだところで助けが来ることはないのだ。実際、先ほどのシングルマザーを襲った時も大声を出された瞬間はあったが、気づかれていない。だからこその狩野の余裕である。

狩野は智亜の全身を弄り始める。

「イヤっ!やだぁっ!やめてぇ…!だ…誰か…!?んグッ!?グゥッ…。んくぅ…。」

狩野は空いた片手で軽く智亜の喉を締め上げる。

「奥さん…?あんまり大声出すとどうなるか…わかるよね…?手荒なまねはしたくないんだよね〜。顔に一生残る傷とか…嫌でしょ…?」

ゾッとするような低い声。そして智亜を見下ろす目は異常なほど冷たい。

『こ…この人…。本気だ…。こ…怖い…。』

あまりの恐怖にガタガタと智亜の身体は痙攣したように震える。

今まではどこか反抗すればなんとかなる。そんな甘い考えが霧散した。抵抗したら最悪殺される。そこまでの恐怖を智亜は植え付けられてしまった。

狩野はそんな智亜の様子に、あまりの興奮で射精してしまいそうな感覚を覚える。

恐怖で震える様子。しかし、瞳の奥にはまだ希望の灯が消えていない。それが狩野の性欲をこの上なく掻き立てる。

服の上から弄る身体の感触は素晴らしいの一言だ。どこもかしこも柔らかく、弾力と張りに満ちている。

「ひゃぁ…ん!い…いやぁ…触ら…ないでぇ…。んくぅ…。はぅっ…ん!?ひゃんっ!」

身じろぎしてなんとか狩野の手を躱そうとするが、果たせずにいいように弄られる。耳元に狩野の息がかかり、ピクリとしたところに耳たぶを優しく噛まれる。さらにそこから首筋を舐められていく。

「やだ…やだぁ…!離してよぉ…!わ…私は…雅也だけなの…。こんなの嫌ぁっ…。」

大粒の涙を零し、拒否しようと藻掻く智亜。

「あと少ししたら旦那のことなんか忘れるぞ…?旦那では味わえない快感を体験させてやるからな…?」

「そんなのぉ…いら…んグッ!?」
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