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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第36章 マッチングアプリ
「嫌ぁあっ…!もう…何回目ぇ…!?帰してぇよ…。」

「そこぉ…らめえぇ…!またぁ…いぐぅっ…♡」

ホテルの1室で全裸の女性…いや、女子が2人。片方は涙目で顔が歪み、片方は快感に蕩けた表情を浮かべ、声を上げていた。

2人は1人の男性によって責め立てられている。涙目の女子は男の剛直によって貫かれ、快感に喘ぐ女子は、クリトリスを執拗にいたぶられている。

かれこれ数時間、ずっと男との性行為を強要されていた。

『な…なんで…こんなことに…。やんなきゃ良かった…。』

『ヤバい…。ハマりそう…。こんな気持ち良いなんて…。』

対象的な思考をしている2人を見下ろし、男は自らの欲望をぶつけ続ける。


事の発端は4時間ほど前に遡る…。


「ねぇ〜、この後どうする〜?」

「ん〜、渋谷とか行くにも今月厳しいんだよね〜。」

高校の制服を着た2人は極端に短いスカートを靡かせ、駅前のベンチで駄弁っていた。

高校2年の高橋優愛と飯田澪。小学生の時からの友人で、常に一緒に行動する2人。

「私もなんだよね〜。はぁ…。どうするかな〜。」

「ん〜、また…アレする…?」

「ん…?アレってマチアプ(マッチングアプリ)?」

「うん、2人だとけっこう貰えたしね〜。」

澪の言葉に優愛は考え込む。2人がマチアプと呼ぶのは、マッチングアプリのこと。2ヶ月ほど前に金欠を解消するためにやってみたら、釣れる、釣れる。

女子高生2人相手ならと、かなりの金額を提示してくる男性が多かった。2人で口のみでも数万出すと言ってきた男性がいた。

少し背が高めで黒髪ストレートの清楚系美人の優愛。スタイルもよく、胸もDはある。短いスカートからスラッと伸びた脚も魅力的である。

一方の澪は背は高くないが、ショートボブの髪型に愛くるしい感じの顔立ち。胸が大きくFはある。太っていないが、むっちりとした身体つきは世の男達の欲情をそそる。

そんな2人に口でしてもらえるだけでも、喜ぶ男性が多いのだ。

「ん〜、でもな〜、アレ…面倒なんだよね〜。たくさんメール来るし…。良さげなの選ぶだけで疲れる…。」

「そうなんだよね〜。キモいやつのは舐めたくないし…。」

「澪は選びすぎ〜。結局会うだけで数時間かかったし…。」

2人はマッチングアプリで呼び出した男性の見た目が良くなければ、ドタキャンを繰り返したのだ。
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