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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第9章 痴漢
「んっ…。んふぅ…。んはぁ…。」
人々が密着するほどの満員電車の中、ドアの前に立った女子高生が小さな声を漏らしていた。背はさほど高くなく、黒髪の長い髪を後ろで束ねた真面目そうな女の子だ。しかし、その身体は制服の上からでもわかるくらいに女を主張している。白い制服のシャツを押し上げる胸。スカートから伸びる真っ白でいて、むっちりとした脚。そんな彼女はドアに身体を押し付けられた状態で動けない。そこに後ろからそのむっちりとしたお尻を揉む手があった。
田代圭子は金曜の午後18時30分の電車に乗っていた。今日は学校は休みだが、学外試験があり圭子はその試験を受けるため、1人電車に乗って会場まで向かった。内向的な圭子は一緒に行ってくれる友達がおらず、寂しく夕方まで試験を受けた帰りだった。
圭子は家の近くの図書館に行って本を読みたくて急いで電車に乗った。帰りのラッシュアワーであることをわかってはいたが、早く帰るために急いで満員電車にのりこんだ。ギリギリに乗り込んだ圭子はドアの方を向きその大きな胸が潰れるほど、押し付けられた状態で立つ。特急で35分間乗ることになる。
乗ってすぐにお尻の辺りに違和感を感じる。さわさわと手の甲のようなものがお尻に当たる。
『いやぁっ…。痴漢かな…。』
圭子は痴漢を疑うも恥ずかしがりやで気弱な性格が邪魔しつて何も言えない。じっとしてお尻に意識を集中させると、それは明らかに人の手で、圭子のお尻の感触を確かめるように軽く押し付けてきたり、ゆっくり移動を繰り返す。
『や、やっぱり痴漢…?ど、どうしよう…。』
圭子はチラチラと横を見るが、どちらも若い男性がヘッドホンを付けて、両手でゲームや動画を見ている。
『と、隣は違う…。じゃあ、後ろにいる人…?』
圭子は後ろを振り向きたくてもできず、確かめようがない。助けを求めるにもヘッドホンをした若い男性に言うのはハードルが高い。結局、圭子は俯き我慢するしかない。
『あ、あと30分くらい我慢すれば…。きゃっ!?』
圭子は思わず声を出しかける。手の甲で触れていたものが、手のひらに変わったのだ。明確に圭子のお尻を鷲掴みにするように触れてくる。
『いやぁっ…。気持ち悪い…。だ、誰か…。気づいてぇっ…。』
顔を真っ赤にして俯く圭子。しかし両隣はケータイに夢中で圭子を気にする様子もない。圭子は失望し、また俯く。
人々が密着するほどの満員電車の中、ドアの前に立った女子高生が小さな声を漏らしていた。背はさほど高くなく、黒髪の長い髪を後ろで束ねた真面目そうな女の子だ。しかし、その身体は制服の上からでもわかるくらいに女を主張している。白い制服のシャツを押し上げる胸。スカートから伸びる真っ白でいて、むっちりとした脚。そんな彼女はドアに身体を押し付けられた状態で動けない。そこに後ろからそのむっちりとしたお尻を揉む手があった。
田代圭子は金曜の午後18時30分の電車に乗っていた。今日は学校は休みだが、学外試験があり圭子はその試験を受けるため、1人電車に乗って会場まで向かった。内向的な圭子は一緒に行ってくれる友達がおらず、寂しく夕方まで試験を受けた帰りだった。
圭子は家の近くの図書館に行って本を読みたくて急いで電車に乗った。帰りのラッシュアワーであることをわかってはいたが、早く帰るために急いで満員電車にのりこんだ。ギリギリに乗り込んだ圭子はドアの方を向きその大きな胸が潰れるほど、押し付けられた状態で立つ。特急で35分間乗ることになる。
乗ってすぐにお尻の辺りに違和感を感じる。さわさわと手の甲のようなものがお尻に当たる。
『いやぁっ…。痴漢かな…。』
圭子は痴漢を疑うも恥ずかしがりやで気弱な性格が邪魔しつて何も言えない。じっとしてお尻に意識を集中させると、それは明らかに人の手で、圭子のお尻の感触を確かめるように軽く押し付けてきたり、ゆっくり移動を繰り返す。
『や、やっぱり痴漢…?ど、どうしよう…。』
圭子はチラチラと横を見るが、どちらも若い男性がヘッドホンを付けて、両手でゲームや動画を見ている。
『と、隣は違う…。じゃあ、後ろにいる人…?』
圭子は後ろを振り向きたくてもできず、確かめようがない。助けを求めるにもヘッドホンをした若い男性に言うのはハードルが高い。結局、圭子は俯き我慢するしかない。
『あ、あと30分くらい我慢すれば…。きゃっ!?』
圭子は思わず声を出しかける。手の甲で触れていたものが、手のひらに変わったのだ。明確に圭子のお尻を鷲掴みにするように触れてくる。
『いやぁっ…。気持ち悪い…。だ、誰か…。気づいてぇっ…。』
顔を真っ赤にして俯く圭子。しかし両隣はケータイに夢中で圭子を気にする様子もない。圭子は失望し、また俯く。