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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第9章 痴漢
しばらく触れていた手の感触が消える。

『よ、良かった…。止めてくれた…ひぃんっ!?』

圭子はなんとか両手で自分の口を塞ぎ、声を出すのを防ぐ。手が今度はスカートの中に入り込んできたのだ。手は遠慮なく圭子のお尻を下着越しに揉んでくる。

『いやぁっ…。スカートの中までぇっ…!?やめてぇっ…。ひぃゃぁ…。』

心の中で叫びつつも、何も言えずひたすら両手で口を抑える。その手は圭子の反応を確かめるように動き、圭子が何も抵抗しないと見るや、お尻ではなく下着のラインをなぞるようにしたり、圭子がぴったりとつけた太ももをこじ開けるかのように動く。

『やだぁ…。何なのぉっ…。こんな大胆に触ってくるなんてぇっ…。んふぅっ…。んんっ…。き、気持ち良くなっちゃうっ…。』

すりすりと内股で太ももを擦り合わせて悶えるように手から逃げようとするが、逆にそれが刺激になり、圭子はますます変な気分になってしまう。

それに気を良くしたのか、手はさらに下着をずらし、直接肌に触れてくる。

「ちょっ…と!?」

思わず、声を上げる圭子。しかし、隣の男性はちらりと圭子を見ただけで、再びケータイに目を落とす。その視線に怖じ気づき、何も言えなくなる。

その様子に気づいたのか、手は益々調子に乗ってそのまま下着の中に入れたまま、お尻を揉んでくる。

『いやぁっ…。もうやめてぇっ…。んんっ…。んあっ…。は、早く駅に着いてぇっ…。んっ…。』

手は益々、大胆になりお尻の割れ目まで触り始める。

『ヒィッっ…!?やだぁやだぁっ…。そんなとこぉっ…。』

その時、ガタンと電車が揺れる。その弾みで、手が離れる。

『やった…。どうかこのまま…。あと15分…。」

圭子の願いはあっさりと裏切られる。再び手がスカートへと侵入してきて、迷うことなく下着をずらし、圭子肌に直接触れてくる。しかも今度はお尻ではなく、手は正面に回る。圭子はその時にようやくぴったりと背後につく人がいることに気がつく。視線を足元にやると、黒い男性の革靴の先が目に入る。

『この靴の人が…。ど、どうしよう…。ひぃんっ…!?そ、そこはぁ…!?んひぃっ…!?いやぁっ…。』

男の手は圭子の茂みを掻き分け、クリトリスに触れる。指でくにくにと突起を刺激する。

『あぁっ…。濡れてきちゃう…。クリトリス弱いのにぃ…。やだぁ…。』

じんわりと身体が反応し始める。
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