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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第37章 万引き2〜書店の罠〜
「若い君がこの私に信じてほしい…。なら、どうすれば信じてもらえるか…。君にはわかるかな…?君次第で…君がこの店に来てから何もしなかった、ただ本を探していただけと、私がそう思えるのだけどね…。」

狩野の言葉と共にねっとりとした手つきで、肩を撫でられた。その瞬間、優愛はこの狩野という男が何を求めているか理解した。

優愛は異性との経験はある。高校の先輩に初体験を捧げ、その後、知り合いの大学生とも寝たことがある。優愛は自分のスタイルにそこそこの自信も持っている。金欠な状態から抜け出すために出会い系を考えたこともある。近場では無理で、遠くに移動する時間もなく、今はまだしたことがないが。

ゾワゾワする狩野の手つきに震えながら、優愛は考える。今、狩野に身体を差し出せば、この窮地から抜け出せる。しかし、本当にそうだろうか?その後も身体を求められるかもしれない。

『でも…。ママにも…学校にも…バレたくない…。』

ぐっと拳を握りしめ、優愛は決意する。ゆっくりと顔を上げると、まな板の上の鯉を見るかのような狩野の視線とぶつかる。
すでに優愛に選択肢がないことを確信し、どう料理しようか考えている下衆な視線。しかし、今の優愛はその下衆さに感謝しなければいけない。通常の店ならすでに警察を呼ばれていても仕方がないのだから…。

「あ…あの…。わ…私を…好きに…していいので…このことは…私が万引きしたことは…秘密にしていただけませんか?」

震える声を絞り出し、優愛は狩野に言った。にんまりとした笑みを浮かべながら狩野がわざとらしく言う。

「ほう?君を好きにしていいとは…?どういうことだい?」

『わかってるくせに…。絶対わざと聞いてる…。』

優愛は恥ずかしさに耐えながらも提案し続けるしかない。

「私の…私の身体を…好きにしていいので…。だ、抱いていいので…だから…。万引きはなかったことに…。」

悔しさに優愛の目から涙が溢れ落ちる。それすらも狩野の興奮材料にしかならない。

「なるほど、なるほど。君が私とここでSEXすると。だから今日のことには目をつむってほしい。そういうことだね?いやはや、最近の女子高生は凄いね〜。自分から抱かれたいなんて言うなんて。世も末だな〜。」

にやにや笑いながら狩野は優愛の肩を撫で回す。

『あなたが…言わせたくせに…。』

そう思っても何も言えない優愛。
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