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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第38章 キャンプ場
そんな疑問に心が渦巻きながらも、愛奈は何も考える余裕がないほど、身体がふらふらだった。快楽の余韻を引きずったまま、テントに戻り、寝袋へと入る。

正常な思考が出来ていればすぐに気付いたであろう違和感に気付くことなく、寝袋の中で目を閉じる。

『また…孝宏さんと…したいな…。』



一方の狩野は愛奈を見送り、ポケットに入れていたタバコを取り出し、火をつける。未だ狩野の股間は膨らんだままである。

『もう1回くらいすべきだったかな…。いや、それだと他の2人が騒ぎ出すかもな…。』

朝までだってやれる性欲の持ち主の狩野は全く満足していなかったが、状況的に厳しかったため、諦めるしかなかったのだ。

ふぅっ…と紫煙を吐き出し、自分のテントに戻る。テントの前で思わず足を止める。テントの中では付けっぱなしにしていたライトの光がある。その光に薄っすらとした影が僅かに動く様子がテントに映し出されている。

『愛奈か…?もっとしてほしくて…こっちに潜り込んできたかな…?』

1足先に戻った愛奈が来たのかと思いつつ、テントに入る。

「うぉっ…!?きっ…君は!?な…なんで…?」

さすがの狩野も驚きに声を上げる。

「んっ…。遅いよぉ…。どこ行ってたのぉ…?寂しくて…1人で始めちゃった…♡」

全く悪びれることなく、ペロリと唇を舐めながら妖しげな視線を向けてくるのは、沙莉と呼ばれていた黒髪ロングの娘であった。

しかも、着ている服が乱れ、その豊満な胸が片方溢れ落ち、下半身もズボンなど履いておらず、下着だけ。むっちりとした男を欲情させるようなお尻や太ももを晒している。

「いったい…ここで…何を…?」

まさか、こんな大胆な行動をする女性がいると思わず、狩野もあまりの衝撃に固まる。

「何って…もちろん…。これ…。」

自分で持ってきたのか、避妊具の箱をカラカラと振る沙莉。

「私さ…。誰とでもするわけじゃないけどさ…。ビビッと来た人と…したいの…。1回…それを感じると…止められなくなるの…。」

「それで…僕のテントに潜り込んできたのか…?」

「そう…。そしたら…いないしさぁ…?全然帰って来ないから…1人でしちゃってた…。」

沙莉はFカップ以上ありそうな胸を自ら持ち上げる。淡い色の乳首と大きめの乳輪。そして、下着の色が変わるほど濡れている。どうやら、本当に自慰をしていたようだ。
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