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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第38章 キャンプ場
愛奈の瞳が驚きに大きく見開かれる。なんとか声を抑え、囁き返す。

(ちょっと…話したくて…。詳しいことは出てから…。ねっ…?)
狩野はチラッとスヤスヤ眠る美佳の方を見る。コクコクと頷いた愛奈は音を立てないように寝袋から這い出る。

愛奈は明らかにノーブラだとわかるTシャツ1枚と、下は先ほどとは違う黒のショーツを履いていた。

(あっ…!?すぐ服着るから…待ってて…。)

狩野の厭らしい視線に、自分の格好に気づき、慌てる愛奈。

(その格好で大丈夫…。ほらっ…早く…。)

狩野は慌てる愛奈の手を引き、強引にテントから出る。しっかりと入口を閉める。愛奈はその様子を見ながらソワソワしている。

誰もいないキャンプ場とは言え、この格好で外にいるのは恥ずかしい。

(あ…あの…どうしたんですか…?何かありました…?)

(君に会いたくなって…。って言ったら信じてくれるかい…?)

まだテントのすぐそばのため、2人は囁き合う。狩野はゆっくりと愛奈を抱き寄せ、唇が触れ合う距離で囁く。愛奈は嫌がるどころか、自ら唇を重ね、囁き返す。

(んちゅ…。嬉しいですけど…。本当に…?ちょっと疑っちゃいます…。)

(んっ…。君に会いたかったのは本当だよ…?ただ…ちょっとね…?)

(ちょっと…?どうしたんですか…?)

(実は…沙莉ちゃん…?彼女が僕のテントに潜り込んで来てね…。)

(えっ…!?あの娘…。また…やったの…?)

(またってことは…前にも…?)

(え…ええ…。悪い娘じゃ…ないんですけど…。男性に見境ないところがあって…。周りの男性と…その…一晩の関係を持ったりとか…。た…孝宏さんも…?さ…沙莉と…その…寝たんですか…?)

愛奈はすぐに状況を悟り、嫉妬が混じった視線を向けてくる。狩野は一切包み隠さずに愛奈に伝える。

(まぁね…。愛奈には悪いと思ったけど…さっきまで…。)

(そっ…そんなっ…!?)

愛奈は狩野の言葉に少なからずショックを受ける。別に彼氏というわけではない。それこそ愛奈もまた一晩だけの関係でしかないであろうが、やはり自分を抱いておいて、すぐに友達を抱くという行為を簡単に許せるわけはない。

(彼女…僕らがトイレでしてる間にテントに潜り込んでたらしく…。なかなか戻って来ないからって…自慰までしてて…。)

(はぁ…?あの娘ったら…。)
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