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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第38章 キャンプ場
そうやって、テントの外でコソコソと小声で話す愛奈と沙莉。

狩野がテントを出て行った後、2人は身体に残る快感にしばらくはまともに動けなかった。2人は狩野がすぐ戻ってくると思っていた。性に奔放な自分達はまだしも、お硬い美佳を狩野でも攻略出来るとは思わなかったのだ。

しかし、10分待てど、20分待てど、狩野は戻って来ない。2人は息を殺すように待ち続けるが、一向に帰ってくる気配がない。

「遅いね…。孝宏さん…。」

「本当に美佳とも…しちゃってる…?」

「で…でも…あの…美佳が…?」

「ねぇ…?様子…見に行かない…?」

沙莉が愛奈に提案する。しかし、愛奈は首を振る。

「孝宏さんにバレたら…?嫌われちゃうかもよ…?」

「そうだよね…。マズいよね…。」

愛奈の言葉に沙莉も同意する。しかし、さらに20分近く待っても、狩野は戻って来なかった。2人はこの状況で眠れるはずもなく。

「ねぇ…愛奈…。やっぱり…。」

「行ってみようか…?」

沙莉が再度提案しようとした矢先に、愛奈が行こうと誘う。2人は頷き合うと、手早く服を着る。と言ってもブラは付けずに、Tシャツのみ着て、下はショーツだけ。そんな襲われても仕方ないような格好で2人は外に出る。

2人は互いに胸の内を話すことはなかったが、2人とも考えているのは同じだった。

『『美佳を抱いた後…もう1回抱いてくれるかな…?』』

淡い期待を胸に2人はいそいそと自分達のテントに向かう。その途中でピタリと2人の歩みが止まり、顔を見合わせる。

(こ…これって…。喘ぎ声…?)

(み…美佳の声…だよね…?)

2人が囁き合う。

「ふぇ…?ンきぃっ…ぃいっ…♡くはぁあっ…♡やだっ…ヤバいぃっ…♡ぐふぅゔぅ…♡ゴンゴン奥にぃいっ…♡当たるゅのぉ…♡かはあぁっ…ぁぁあっ…♡」

まだテントから少し離れているが、それでも2人のところまでふしだらな声が届く。

(孝宏さん…。美佳まで…攻略しちゃった…。)

(美佳まで…あんな声…出して…。気持ち良さそう…。)

2人は吸い寄せられるようにテントに近づき、聞き耳を立てる。どんどんと美佳の声が大きくなり、テントの中が激しくなっていく。

そして、美佳の中出しを懇願する声が2人に衝撃をもたらす。

「いがぜてぇ…♡このままで…いいがらぁっ…♡中でぇっ…射精してぇっ…♡」
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