この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
奸計〜罠に堕ちた女達〜
第39章 内見

「矢田先輩も浜口君も行けないとなると…。困りましたね…。お客様は早めに決めたい感じでしたし…。あの物件、他社でも扱ってますよね…。」
狩野が明日も内見したいと言ったが、会社に確認すると言って、狩野をリビングに残し、別室で電話しているのだ。
聞こえてくる声からして、柏木は休み。しかし、その他の社員も応対が難しいようだ。狩野としては「早めに決めたい」とは言ったものの、2、3日待っても構わなかったが、どうやら柏木は明日を逃せば、狩野が別の店に行ってしまうことを心配しているようだ。
そこそこの高級マンションの契約が取れれば営業職の成績として、ありがたいチャンスなのであろう。
電話の向こうで店長もスケジュールを確認しているようだが、難しいらしい。
「そうですか…。そしたら…私…出ましょうか…?はい…。予定はなかったですし…。はい…。直接物件に行って、終わったらそのまま帰りますね…。ありがとうございます。鍵は…。」
そこまで聞いた狩野はそっとドアの前から離れ、柏木に気づかれないようにリビングに戻る。
しばらく待つと、柏木が戻ってきた。
「すみません。お待たせいたしました。確認が取れて、明日の内見オッケーでした。」
「それは良かった。」
「では、明日の10時に直接物件の前でよろしいんですよね?」
柏木が確認をしてくる。
「はい。お店に寄るより、物件の方に直接行く方が近いので…。」
狩野は柏木の質問にそう答える。今、住んでいる部屋はちょうど物件と店の中間。店に行くより物件に行った方が早い。
明日の内見を約束し、2人は店に戻る。狩野は店に戻る車内の中、横で運転する柏木の姿を見ないようにしていた。明日は柏木と再び2人きり。そう想像すると、股間が膨れ上がりそうになる。それを抑制するのに必死だった。
店に戻り、いくつか確認事項を終えた狩野は店を出る。
「契約取れそうで良かったです。明日、どちらかに決めてくれそうですよ、あのお客様。」
狩野を見送った柏木は店長にそう報告する。
「すまないね。明日は休みなのに。しかし、若いのに、高給取りみたいだね。あのお客さん。」
「やり手っぽいですね。応対もスマートだし。きちんと細かいところまで確認されてましたし。」
「美月ちゃんも、あんな男を早く捕まえなよ?彼氏いないんでしょ?いいお年頃だし。叔父さん、心配だよ?」
狩野が明日も内見したいと言ったが、会社に確認すると言って、狩野をリビングに残し、別室で電話しているのだ。
聞こえてくる声からして、柏木は休み。しかし、その他の社員も応対が難しいようだ。狩野としては「早めに決めたい」とは言ったものの、2、3日待っても構わなかったが、どうやら柏木は明日を逃せば、狩野が別の店に行ってしまうことを心配しているようだ。
そこそこの高級マンションの契約が取れれば営業職の成績として、ありがたいチャンスなのであろう。
電話の向こうで店長もスケジュールを確認しているようだが、難しいらしい。
「そうですか…。そしたら…私…出ましょうか…?はい…。予定はなかったですし…。はい…。直接物件に行って、終わったらそのまま帰りますね…。ありがとうございます。鍵は…。」
そこまで聞いた狩野はそっとドアの前から離れ、柏木に気づかれないようにリビングに戻る。
しばらく待つと、柏木が戻ってきた。
「すみません。お待たせいたしました。確認が取れて、明日の内見オッケーでした。」
「それは良かった。」
「では、明日の10時に直接物件の前でよろしいんですよね?」
柏木が確認をしてくる。
「はい。お店に寄るより、物件の方に直接行く方が近いので…。」
狩野は柏木の質問にそう答える。今、住んでいる部屋はちょうど物件と店の中間。店に行くより物件に行った方が早い。
明日の内見を約束し、2人は店に戻る。狩野は店に戻る車内の中、横で運転する柏木の姿を見ないようにしていた。明日は柏木と再び2人きり。そう想像すると、股間が膨れ上がりそうになる。それを抑制するのに必死だった。
店に戻り、いくつか確認事項を終えた狩野は店を出る。
「契約取れそうで良かったです。明日、どちらかに決めてくれそうですよ、あのお客様。」
狩野を見送った柏木は店長にそう報告する。
「すまないね。明日は休みなのに。しかし、若いのに、高給取りみたいだね。あのお客さん。」
「やり手っぽいですね。応対もスマートだし。きちんと細かいところまで確認されてましたし。」
「美月ちゃんも、あんな男を早く捕まえなよ?彼氏いないんでしょ?いいお年頃だし。叔父さん、心配だよ?」

