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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第41章 枕営業

「失礼します…。」
ドアが開き、1人の女性が入室してくる。緊張しているのか、俯きかげんに立ち、身体がほんの僅かに震えている。
ボーイッシュな短い黒髪。ほっそりとした身体をチェック柄の制服とミニスカートで包み、さながらどこかのグループアイドルのようだ。
細身ではあるが、ミニスカートから伸びるスラッとした脚が男達の欲情を唆るだろう…。そして、制服をほんのり押し上げる胸の膨らみ…。
今日もまたうら若き女性が自ら獲物として、自分の身を差し出しにやって来る…。
ここはとある芸能事務所の面接室。革張りのエグゼクティブチェアに座る狩野は書類に目を通す。紹介者から送られてきた履歴書だ。
雪平里依紗。19歳。中学生の頃からアイドルグループに所属しているが、鳴かず飛ばずのまま、大学生になって地下アイドルとして活動を続けているようだ。
身長165cmのスリーサイズは84-57-82。貼付されてる水着写真を見ても、均整の取れた良い身体つきではある。ボーイッシュな髪型に整った顔立ち。なかなかコアなファンが付きそうな雰囲気である。
しかし、それだけ。彼女が売れようとするなら、もう少し何らかのインパクトが必要と思われる。彼女自身も、周りもそう判断したからこそ、ここに来たのであろうが…。
「雪平…里依紗か…。」
狩野が名前を呼ぶと、ビクッと肩を震わせる。相当緊張しているようだ。しかし、これくらいで緊張していては、これから起こることに耐えられるかわからない。ましてや、厳しい芸能界で生き残れるとも思えない。
「緊張してるか…?嫌なら帰ってもいいんだぞ…?誰も咎めはしない。ここまで来て、帰って行った女性も何人もいるぞ?」
狩野は冷淡に言う。生半可な気持ちでは生き残れない。狩野の下には毎日のように夢見る女性が訪れる。狩野が目をつけた女性は今よりも確実にステップアップ出来る。一流になれるかは別問題だが、チャンスはもらえるのだ。
目の前に立つ女性もその覚悟で来たはずである。しばらく固まったままだった里依紗がようやく顔を上げる。
「いえ…。帰りません…。よろしくお願いします。チャンスをください…。」
意志を強く持った女性の輝きを放つ瞳。狩野はそれを見て、『チャンスを与えれば売れるかもな…。』と感じた。
「覚悟は出来たようだな…。なら…今から何をしなければいけないか…わかるか…?」
ドアが開き、1人の女性が入室してくる。緊張しているのか、俯きかげんに立ち、身体がほんの僅かに震えている。
ボーイッシュな短い黒髪。ほっそりとした身体をチェック柄の制服とミニスカートで包み、さながらどこかのグループアイドルのようだ。
細身ではあるが、ミニスカートから伸びるスラッとした脚が男達の欲情を唆るだろう…。そして、制服をほんのり押し上げる胸の膨らみ…。
今日もまたうら若き女性が自ら獲物として、自分の身を差し出しにやって来る…。
ここはとある芸能事務所の面接室。革張りのエグゼクティブチェアに座る狩野は書類に目を通す。紹介者から送られてきた履歴書だ。
雪平里依紗。19歳。中学生の頃からアイドルグループに所属しているが、鳴かず飛ばずのまま、大学生になって地下アイドルとして活動を続けているようだ。
身長165cmのスリーサイズは84-57-82。貼付されてる水着写真を見ても、均整の取れた良い身体つきではある。ボーイッシュな髪型に整った顔立ち。なかなかコアなファンが付きそうな雰囲気である。
しかし、それだけ。彼女が売れようとするなら、もう少し何らかのインパクトが必要と思われる。彼女自身も、周りもそう判断したからこそ、ここに来たのであろうが…。
「雪平…里依紗か…。」
狩野が名前を呼ぶと、ビクッと肩を震わせる。相当緊張しているようだ。しかし、これくらいで緊張していては、これから起こることに耐えられるかわからない。ましてや、厳しい芸能界で生き残れるとも思えない。
「緊張してるか…?嫌なら帰ってもいいんだぞ…?誰も咎めはしない。ここまで来て、帰って行った女性も何人もいるぞ?」
狩野は冷淡に言う。生半可な気持ちでは生き残れない。狩野の下には毎日のように夢見る女性が訪れる。狩野が目をつけた女性は今よりも確実にステップアップ出来る。一流になれるかは別問題だが、チャンスはもらえるのだ。
目の前に立つ女性もその覚悟で来たはずである。しばらく固まったままだった里依紗がようやく顔を上げる。
「いえ…。帰りません…。よろしくお願いします。チャンスをください…。」
意志を強く持った女性の輝きを放つ瞳。狩野はそれを見て、『チャンスを与えれば売れるかもな…。』と感じた。
「覚悟は出来たようだな…。なら…今から何をしなければいけないか…わかるか…?」

