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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第41章 枕営業
「自分が1番自信のある衣装を持って来なさいと聞いてます…。着替えればよろしいでしょうか?」

覚悟を決め、震えが止まり、しっかりと狩野の目を見て話す。狩野はその様子に満足気に頷く。

「そうだ…。今、ここで…。私の前で着替えるんだ。一度下着も脱いで、裸になってから着るんだ。」

「わ…わかりました…。」

狩野の指示に、羞恥で頬を紅く染めながらも、応える。里依紗はそのまま制服のボタンに手をかける。身体全体の震えは止まったものの、どうしても指先が震える。

『しっかりして…里依紗!この…この機会を逃したら…このまま地下アイドルを続けなきゃいけないのよ…。絶対に売れるのよ…。勇気を出しなさいっ!里依紗!』

心の中で自分を叱咤激励し、一つ目のボタンを外す。それを機に里依紗の指先の震えも止まり、上着を脱ぐ。

ぱさりと床に落ちる上着。上着を脱ぐとより均整の取れたスタイルが見て取れる。

狩野は目の前で行なわれるストリップショーを満足気に見ながら、口を開く。

「では…今からいくつか質問する。脱ぎながら、質問に答えなさい。」

「はい。わかりました。」

里依紗はネクタイを外しながら応える。

「君はどんな風に売れたいんだ?私からどんなチャンスをもらいたいんだ?」

狩野はきちんと本人からの希望を聞く。ただ売れたいと言われても狩野も困る。ちゃんと本人が望む方向性を確認する。

里依紗は服を脱ぐ手を止めずに答える。

「まずは…グループのセンターを確実にしたいです…。今はまだ…数回しかないので…。そして、ソロで歌を出したいです。グループよりソロで歌いたいです…。私…歌を歌うのが好きで…。でも…作詞作曲は自信がなくて…。だから…狩野さんには曲を…。私が歌う曲を準備してほしいです。」

一気に自分の希望を伝える里依紗。そして、スカートも下ろし、下着姿になる。

白を基調とし、淡い紫色があしらわれた上下揃いの下着。胸を強調するように寄せてあるが、充分な膨らみがあり、谷間がしっかり出来ている。お尻はどちらかというと、小さめ。キュッと引き締まった印象を受ける。

「なるほど…。わかった…。きちんと契約できたら、センターになれるよう、後押しするし、そうだな…。川崎達也がアイドルに歌わせる曲を作っていたな…。どうだ…?」

「か…川崎さんに作ってもらえるんですか…!?も…もちろんですっ!」
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