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桜が咲く頃逢えたら
第9章 新しいカタチ
次の日曜日は、択一試験だった。
今回は、「お試し受験だね?」と言って受けたけど、
結構長時間の試験で、
私は体力的に辛いと感じた。

生理と重なってしまったこともあって、
フラフラだった。


安西くんの車で帰る途中に、
ショッピングモールに寄って貰って、
ママと安西くんのお母様の為にカーネーションのブーケとケーキを買った。

そして、
「これはおばさまに渡してね?」とラッピングしたレースのハンカチを託した。


「僕、母の日とか、
何もしたことないよ?」

「えっ?
私にはいつも、お花をくれるのに?」

「お花は…好きな女の子にあげるものでしょ?」

「…いつも、とても嬉しいと思ってる。
ありがとう」と言うと、
安西くんは少し眩しそうな顔をした。



帰宅すると、
「お夕食、食べていってね?」とママが言う。

ダイニングを見ると、
すき焼きみたいで、すでにお鍋が用意されていた。


「ママ、これ!」と、
カーネーションとケーキ、それにラッピングしたプレゼントを渡すと、
「いつもありがとうね?」と笑ってくれる。


パパも食卓に来ると、
お鍋を囲んで4人での夕食になった。


試験の話をしながら、
もうちょっと勉強の時間、増やさないとダメかも…なんていう話をしていたら、
また、生理痛で物凄く辛くなってきてしまって、
お箸が止まってしまった。


「瑞樹ちゃん、大丈夫?
顔色、悪いよ?」と言われて、
笑い掛けようとしたけど、
そのまま、蹲ってしまう。


「瑞樹さん、お部屋で休んだ方が良いわね?
悠介くん、連れて行ってくれる?
お薬とお水、持って行くから」とママに言われて、
安西くんが私を支えながら部屋まで連れて行ってくれた。
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