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桜が咲く頃逢えたら
第4章 深まる関係
お昼過ぎに戻ってきた亮平さんは、
「はい」と言って、
キーホルダーについた鍵を渡してくれた。
「えっ?」
「俺が居ない時でも、
いつでも来て欲しいから、
合鍵渡しておく」と言って、
頬にキスをする。
「何にもないから、買い物もしないとな?
瑞樹の好みで、選んで良いから、
必要なもの、買い揃えようか?
でも、困ったことがあってね…」
と、続けるので、
私は息が止まりそうになる。
「何ですか?」
「ここ、ペット禁止なんだって。
タロウ、見つかったら追い出されるかな?」
「エレベーター、ちょっと犬のオシッコに臭い、
しましたけどね?」
「じゃあ、他にも居るのかな?」
「見た訳じゃないから、なんとも言えないけど…。
あの…良かったら私の部屋で預かりましょうか?
私のマンションは、犬も猫も大丈夫ですよ?」
「でも、こんなヤツでも、
会えないのは寂しいけど」
「じゃあ、お散歩は一緒に行きましょう?
それならどうですか?」
「瑞樹ん家に行くのは…ダメだよね?」
「んー。
抜き打ちで両親が来るから…。
男性が出入りしてるなんて知ったら、
私、実家に戻らないといけなくなっちゃいます」
「そっか。
それじゃあ、我慢する。
夜のルーティン電話終わってから、
ここに来るのは?
俺、瑞樹となるべく一緒に過ごしたい」
「毎日だと…私…」
と顔が紅くなってしまう。
「いやいや、毎晩セックスしたいってことじゃなくて、
本当に少しでも一緒に居たいなって思って。
うざいかな?
それなら、瑞樹のペースで良いよ?」
「うざいなんて…。
それより、私なんて、
本当につまらない人間で、
毎日会ってたら、亮平さんが私に飽きてしまいそうで…」と言うと、
ジワリと涙が出そうになる。
「飽きられるかもなのは、こっちだよ。
メタボ気味なオジサンで、
バツイチ子持ちで、
やたら性欲強いし、
部屋は小さくなったしさ」
「お子様…」
「ああ。
全然、説明してないもんな。
少しずつ、話すよ。
でも、取り敢えず…。
飯、食いに出ようか?
それと、買い物」と笑う。
それで、タロウも連れて2人で外出することにした。
「はい」と言って、
キーホルダーについた鍵を渡してくれた。
「えっ?」
「俺が居ない時でも、
いつでも来て欲しいから、
合鍵渡しておく」と言って、
頬にキスをする。
「何にもないから、買い物もしないとな?
瑞樹の好みで、選んで良いから、
必要なもの、買い揃えようか?
でも、困ったことがあってね…」
と、続けるので、
私は息が止まりそうになる。
「何ですか?」
「ここ、ペット禁止なんだって。
タロウ、見つかったら追い出されるかな?」
「エレベーター、ちょっと犬のオシッコに臭い、
しましたけどね?」
「じゃあ、他にも居るのかな?」
「見た訳じゃないから、なんとも言えないけど…。
あの…良かったら私の部屋で預かりましょうか?
私のマンションは、犬も猫も大丈夫ですよ?」
「でも、こんなヤツでも、
会えないのは寂しいけど」
「じゃあ、お散歩は一緒に行きましょう?
それならどうですか?」
「瑞樹ん家に行くのは…ダメだよね?」
「んー。
抜き打ちで両親が来るから…。
男性が出入りしてるなんて知ったら、
私、実家に戻らないといけなくなっちゃいます」
「そっか。
それじゃあ、我慢する。
夜のルーティン電話終わってから、
ここに来るのは?
俺、瑞樹となるべく一緒に過ごしたい」
「毎日だと…私…」
と顔が紅くなってしまう。
「いやいや、毎晩セックスしたいってことじゃなくて、
本当に少しでも一緒に居たいなって思って。
うざいかな?
それなら、瑞樹のペースで良いよ?」
「うざいなんて…。
それより、私なんて、
本当につまらない人間で、
毎日会ってたら、亮平さんが私に飽きてしまいそうで…」と言うと、
ジワリと涙が出そうになる。
「飽きられるかもなのは、こっちだよ。
メタボ気味なオジサンで、
バツイチ子持ちで、
やたら性欲強いし、
部屋は小さくなったしさ」
「お子様…」
「ああ。
全然、説明してないもんな。
少しずつ、話すよ。
でも、取り敢えず…。
飯、食いに出ようか?
それと、買い物」と笑う。
それで、タロウも連れて2人で外出することにした。