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第6章 少しのジェラシー

亮平さんにしては少し乱暴で、せっかちな感じで、
私のナカに硬くて熱いモノを突き刺すと、
激しく動かして、
「あっ…」と思った時にはこともあろうか私の奥深くに白い飛沫を飛ばしていた。


「えっ？
そんな…」と涙ぐむと、
「ごめん、瑞樹。
俺、どうしても瑞樹が欲しい。
絶対に他のヤツには渡したくなくて…」と言って、
噛み付くようなキスをする。

「でも…」

私の言葉をキスで遮りながら、
泣いているみたいで、
私は亮平さんの頭を抱き締めて髪を撫でた。

「お髭がくすぐったいです」と言うと、
「ごめん」と言って、
今度は優しくキスをしてくれた。


腕枕をして、
「そうだ。出張から帰ったら話をするって言ってたよね？」と言って、
静かに話を始めた。


それはとても切ない話だった。