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ロビン~女の股間に狙いを定めて~
第1章 異星人
煙の中心部では白いマットが広がり、
その中で見慣れぬ衣装を身に纏った女が
横たわっていた。
村や街で見かける女は
ブロンドの髪だったのに対して
その女は綺麗な栗色の髪の毛だった。
おまけにこの辺りの女は
コルセットで体のラインを形成していたが、
その女の体にはコルセットが見当たらなかった。
にもかかわらず、
その女は見事なボディラインをしていた。
「おい、大丈夫か?」
口元に耳を寄せると息をしていた。
そのままにはしておけず、
ロビンは女を抱えると谷を登りはじめた。
「ロビン…その女、どうする気だ?」
親友のレスリーが
手を貸してくれながら尋ねた。
「まだ息をしてるんだ…
このままにしておけないよ」
誰か家に連れて帰って介抱してくれないか?
そう聞いてみたが、
みんな尻込みして名乗り出なかった。
「当たり前さ、
そんな得体の知れない女を連れて帰ったら
家族がビックリするさ…
そうだロビン、
お前、孤児の一人暮らしじゃないか。
お前が介抱しろよ」
レスリーが名案のように言ったが、
結局は女を押しつけられたに違いなかった。