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調教物語~ある男の性癖~
第12章 緊縛教室

「今夜の受講はここまでです
どうもお疲れさまでした」

髑髏の男は仰々しく頭を下げて
全身タイツの女を引き連れて
部屋から出ていった。

武郎も着衣を済ませ
部屋から出ていこうとした。

するとスッと梟男が近づいてきて
『会費の精算をお願いします』と書かれたカードを差し出した。

武郎は頷いて財布から
10万円を梟の男に差し出した。


緊縛というのは
教えてもらうと何てことはないなあと
ボッタクられた感じがしないでもなかったが
それでも綺麗な女の裸を見れたことに
とても満足していた。

最寄りの地下鉄のホームで
電車の到着を待っていると
背後に人が近づいてきた
「勉強になりました?
鷹の男さん」と微笑みかけてくる女がいた。

「えっ?」
どうしてそれを…と言いかけて
着衣をしているものの
体のラインがくっきりとわかる服装だったので
声をかけてきたのが蝶の女だと気づいた。

「とてもいい勉強になりましたよ」
蝶の女さんはどうでしたか?と尋ねると

「不完全燃焼だわ
あの後、乱行プレイでもするのかと
思っていましたから」

「そんなことをしていたら
手が後ろに回ってしまいますよ」

そんな会話をしていると
電車がホームに入ってきた。

「鷹の男さん…この後のご予定は?」

武郎は誘われているのだとピンと来て
有無を言わせず女の腰を抱いて
電車に連れ込んだ。




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