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調教物語~ある男の性癖~
第14章 恋敵
大槻とのセックスが終わり
咲希は大槻に腕枕をしてもらい
甘いピロートークをしていた。
「なあ、金沢さん、
あんたに彼氏がいても構わない
まだ結婚する訳じゃないんだろ?
どうだい?僕にもチャンスをくれないか?」
思いもかけない大槻からの告白に
咲希の心は揺れた。
「でも私…
ふしだらなマゾよ
ノーマルなセックスを望むあなたには
決して満足してもらえないわ」
「君は自分がマゾだって暗示をかけているんだよ
その証拠に僕とのノーマルなセックスで
あんなにも感じてくれたじゃないか!」
「そうなのよね…
私、自分でも
何がなんだかわかんなくなってきたわ」
「彼氏に四六時中会っている訳じゃないんだろ?
現に今夜だって彼氏と会わずに
僕に体を開いてくれたじゃないか
しばらくはそんな関係でいいんだよ
君が納得する答えを見いだすまで
僕と彼氏と両方と付き合ってくれよ!」
大槻の強引なアプローチに
ついに咲希は
「そうね…あなたがそれでもいいと言うのなら」と
付き合うことを了解した。
翌日、会社では
昨日と同じスーツに同じネクタイの大槻は
同僚から「お泊まり」してきたんだと
冷やかされていた。
「よしてくれよ
俺にだって彼女の一人や二人はいるさ」
冷やかしに否定せずに
堂々と構える大槻を離れた席から
咲希は頼もしい男だわと熱い眼差しを注いだ。