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調教物語~ある男の性癖~
第14章 恋敵
腕を組んで夜の繁華街を
二人はフラフラと歩いた。
加菜恵はぎゅっと大槻に寄りかかり
胸の膨らみを大槻の肘にぐいぐいと押し付けた。
「こ、こんな所で休むというのはどうかな?」
ラブホテルのネオンが煌めく入り口で
エッチが目的じゃないんだ、
君を休ませたいんだとばかりに
加菜恵にお伺いを立てた。
「かまへんよ
大槻さんは紳士やと思ってるから」
加菜恵は精一杯に色っぽい眼差しを大槻に注いだ。
「じゃあ…ここにしよう」
興奮しているのか大槻の声が震えていた。
ラブホテルの部屋に入るなり
「酔っ払ってしもたわ」と
加菜恵はベッドに大の字になった。
スカートが捲れて
ノーパンゆえに陰毛を露にして男を誘った。
「水でも飲むかい?」
冷蔵庫から
ミネラルウォーターのペットボトルを取り出して
大槻はベッドに上がった。
「起き上がるのが邪魔くさいわ
大槻さん、飲ませてえな」
そう言いながら加菜恵は目を閉じた。
『こ、これって…
口移しで飲ませてくれって事だよな?』
大槻はペットボトルから水を口に含むと
加菜恵に覆い被さった。
口づけをして口に含んでいた水を
少しずつ加菜恵の口に注ぐ。
「ゴクッ…」
絵に描いたような音を立てて
水を飲む加菜恵…
「美味しいわ…
もっと頂戴よ」
大槻は水を含むのを忘れて、
加菜恵の唇に口づけた。