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調教物語~ある男の性癖~
第14章 恋敵
「たまんないよ
そろそろハメさせてくれよ」
『えっ?もう?』
もの足りなかった…
武郎さまならもっともっといたぶってくれるのに…
所詮、私はノーマルな男とは
付き合っていけないんだと加菜恵は気づいた。
『まあええわ…
この男とは肉体関係を結んだという
その既成事実さえあればええんやから…』
咲希の男を寝取るのが本来の目的なのだから
恋愛感情はこの際どうでもよかったのだから
「ええよ…挿入して…」
その言葉を待っていたかのように
大槻は加菜恵の体上でスルリと体位を入れ替えて
正常位で挿入するために加菜恵の股を開いた。
「入れるよ、いいね?」
うん。
そのように頷いて見たけれど
まったく体は燃えない。
おまんこの潤いが弱くなっているのを
自分自身でもわかっていた。
焦らすことなく大槻は素直に挿入してきた。
そしてがむしゃらに腰を振りはじめる。
「あああ~!凄いわ!めちゃくちゃ気持ちええわ」
本心ではなかった。
このように演技するのって
めちゃくちゃ退屈やわと加菜恵は感じた。
そうとも知らずに
「気持ちいいだろ?なあ、気持ちいいだろ?」と腰を振り続ける大槻。
こんな男、放っておいても咲希にフラれるわと
加菜恵は半ば大槻に同情した。
加菜恵の体は、
もはや武郎なしでは
逝くことが出来なくなっていた。