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調教物語~ある男の性癖~
第18章 分岐点

総務部長は加菜恵の言葉に
「ハッ!」と我に返った。

そうだ、金沢さんには心のケアが必要なんだ。
のんびりしている暇はない。

「そういえば伊東さん、
あなた、金沢さんとは席も隣だし
普段から仲良く会話していたと思うんだが…」

仲良くかどうかはわからないが
確かにこの部署では、よく会話している方だ。

「まあ…確かにそうやけど?」

「ちょうどいい、
伊東さん、私と一緒に行ってくれるかね?」

「どこへですか?」

「ちょっと…金沢さんの見舞いにね…」

お見舞い?
それならば業務が終わってからでも
遅くはないでしょ?と言ってみたが

「いやいや…善は急げと言うしね」

派遣の仕事とは掛け離れているが
これも業務の一環だと
総務部長は有無を言わせずに
加菜恵を連れて会社を出た。


それを遠目で眺めている男がいた。

大槻である。

咲希とまったく連絡が取れないので
朝からやきもきしていた。

そこへ部長と伊東さんが
慌てて部屋から出ていった。

もしかして咲希に何かあった?
事故か?入院でもしているのか?

咲希の様子がわからないだけに
いても断ってもおられずに
早退届けを無人の総務部長の机に提出すると
大槻も咲希の部屋に向かった。


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