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調教物語~ある男の性癖~
第19章 バレた副業

「あかんて…
そんなに優しく舐められたら
うち、善治の舌で逝かされてしまうわ…」

知らず知らずのうちに
腰を振ってしまう。

そのせいでお湯が波立ち
部長の顔に大波小波が打ち寄せた。

しかも割れ目を舌でこじ開けて
割れ目の中まで舐めようとするので
部長の顔はほとんどお湯の中へ水没していた。

ぷはーっ!!

息が続かなくて部長はザザ~ンと水中から
頭を出した。

オールバックにセットしていた髪が
ものの見事にドロ~ンと
ハゲ頭に海苔がくっついているようになっていた。

「きゃははは!」

笑っては失礼だと思うのだが
この姿を見て笑わない奴の方が変だ。

「ひー!ひー!ひー!」

加菜恵はお腹をよじって笑った。

思えばこれほどまでに笑ったのは久しぶりだ。

「おかしいかな?」

濡れた髪の毛を
せっせと七三に分けるものだから
これまた海草を頭に着けた海坊主みたいで
加菜恵はバスタブの縁を
手でバンバンと叩きながら大笑いした。

「ひ~!笑いすぎて苦しいわ」

もう一度気持ち良くさせてやるからなと
部長は再び顔を沈めるのだが
どう見ても水面から
顔を覗かせている海坊主を連想してしまって
淫らな気分がぶっ飛んだ。

「善治ったら、お茶目なんやから~」

ギブアップの意味合いを込めて
加菜恵は部長に抱きついた。

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