この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
調教物語~ある男の性癖~
第3章 擬似セックス
コンドームの精液溜まりの袋が
ザーメンでパンパンになったのを確認すると、
ユリアはスッと武郎の腰から降りて
「気持ちよかったですか?」と
一気に素に戻ってコンドームを外して
後処理を始めた。
確かに気持ちよかったけど
本当のセックスと違って
余韻に浸るということがないので
武郎もまた一気に冷めてゆく。
「なんだか虚しいなあ…」
セックスをしたというよりは
女にオナニーを手助けしてもらった感じだ。
「虚しいですか?
こんなに出しておいて」
外したコンドームを武郎に見せつけて
ユリアはケラケラと笑った。
「シャワーをお借りしますね」
ユリアはバスルームで
自分の股間だけをそそくさと洗うと
帰り支度をし始めた。
「まだ時間が残ってるじゃないですか」
不服そうに言うと
「まだヤりたいの?」と
うんざりした顔で仕方ないなあと言って
ユリアは強度の弱ったペニスを
シコシコしてくれた。
「なあ、内緒で一発やらせろよ」
武郎は薫に仕込まれた技巧で
本番をすれば
マジでこの女を逝かせる自信があった。
「悪いけど、あんた、私のタイプじゃないし」
先ほどまでの甘い声でなく
やけにツンケンに言い放った。