パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 女としての悦び

思い出した！

私はこの男に虐待をされたのだわ！

ペニスをおもいっきり咥えさせられ
気絶してしまったんだ…


「あなた、自分のしたことがわかっているの！」

武郎を叱責して体をベッドから起こそうとした。

しかし、
なぜか自分の思いどおりに体が動かない。

両腕が左右にピンと引っ張られていた。

『どうして？』

岩下女史は自分の右手を確認した。

バスローブの白い腰ひもで手首が縛られている。

『えっ？』

慌てて反対の左手も確認してみた。

こちらの手首も右手と同じように
しっかりと縛られて
左右どちらの腰ひもは
それぞれベッドの足に結ばれている。

それはまるで
ベッドの上に磔にされているようだった。

「これは…？」

「岩下部長…
いや、もうすぐ大阪支社の
副社長になるんでしたっけ？
お前は俺に
自由にしていいのよと言いましたよね？」

「言ったけど…
でも、これは…」

「俺は正直に
自分の自由にさせてもらっただけです」

「私をどうしようって言うのよ」

「可愛がってあげようと思いましてね
あ、ヤクザの常套句の可愛がりではなく、
正真正銘お前が可愛くて仕方ないから
桃源郷に連れていってあげるのさ」

今すぐ私を解放しなさい！

彼女は力任せに
縛っている紐を引き千切ろうとしたが
パイル地で出来ている紐はビクともしなかった。