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調教物語~ある男の性癖~
第21章 女としての悦び
「こういう風に縛られた経験はないんですか?」
武郎はタバコを携帯灰皿に揉み消すと
ゆっくりと岩下女史の横に座った。
「当たり前じゃない!
こんなことをされて喜ぶ女なんていないわ!」
「おや?お前ほどの女にしては
珍しくリサーチ不足ですね
世の中の女性の大半は
こうして緊縛されて喜んでいるんですよ」
「嘘よ!そんなの聞いたことはないわ!」
「破廉恥な行為ですからね
誰しも進んで暴露しませんから」
だからお前にも世間一般の女のように悦びを
俺が与えてやるのさ。
感謝しろよ。
そう言いながら武郎は彼女の乳首周りを
指先で弧を描きながら滑らせた。
「いやっ!触らないで!!」
「あなたから誘って来たんじゃないですか
俺はお前を抱きたくてウズウズしているんだよ」
人差し指の爪先を彼女の乳首の上に乗せ
乳房の中にグリグリと押し込んだ。
「いやっ!そんなふうに弄ばないで!」
「じゃあ、どうして欲しいのかな?」
「普通に愛しなさい」
おやおや、それが人にものを頼む口調ですか?
武郎は手を伸ばして
テーブルからホールペンを取り出した。
カチカチカチカチ…
ボールペンをノックして
何度もヘッド部分を出したり
引っ込めたりを繰り返した。