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調教物語~ある男の性癖~
第3章 擬似セックス
「あんた、遊ぶのが初めてみたいだから
これぐらいで勘弁してやるけどさ
出禁にはさせてもらうよ
安い金でいい思いしょうなんて考えないことだな」
股間を押さえてもんどり打つ武郎を尻目に
「お前ももう少し上手くあしらえよ」と
ユリアの尻を揉みながら、
いかつい男とユリアは部屋を出ていった。
翌日、武郎は仕事を休んだ。
出社しようにも
キンタマがソフトボールのように腫れて
歩くことさえままならなかったからだ。
『畜生!どいつもこいつもバカにしやがって…』
せっかくユリアに
気持ちよくなってもらおうとしただけなのにと
武郎は逆恨みした。
それよりも問題はキンタマだ。
これって病院に行った方がいいのか?
武郎は少しでも楽になればいいと
陰嚢に湿布を張り付けていた。
これは実に効果があった。
ヒンヤリとして気持ちいいし
心なしか腫れも少し引いた気がする。
それよりも空腹でたまらなくなってきた。
今日一日ベッドで横になっていたら
起き出すのも億劫になっていた。
『それにしても腹が減った…』
デリバリーでも頼むか…
そんなことを考えていると
来客を告げるインターホンが鳴った。