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調教物語~ある男の性癖~
第25章 岩下裕美子の嫉妬

「お願いよ、絶対に外に出してね」

安心したのか
再び喚くように大きな声で喘ぎだす。

突く度に裕美子は喘ぎ声の音色を変えて
まるで色んな女とセックスしている錯覚で
武郎を満足させてくれる。

やがてアクメが近いのか
アナルも膣もキュ~っと萎みはじめて
抜くに抜けない状態にさせて行く。

「くっ!!!だ、ダメだ!出ちまう!」

そう宣言すると
射精のタイミングを見計らうかのように
裕美子は尻を上げて結合を解いた。

膣から抜け出たペニスの先から
虚しいようにドピュッと白い弾丸が空中に舞った。



射精後、
しばらくは抱き合ったまま放心状態だったが
不意に裕美子は起き出して
「シーツを交換するわ、退いて頂戴な」と
武郎の尻を叩いた。

テキパキとシーツ交換をする裕美子を見ていると
妙に所帯じみていて
もしかしたら既婚歴が
あるのかもしれないと思わせた。

「まあ!いやだわ…
敷布団まで濡れてるじゃない」

当然だろ
あれほど濡れまくったくせにと思いながらも
すっかりセックスモードから抜け出ている裕美子に
そんなことを言えば喧嘩になりそうだったので
武郎は彼女の愚痴に無視を決め込んだ。

「今夜はソファで寝るしか仕方ないわね」

寝ると言ったって
狭いソファなのだから一人が寝るのが精一杯だ。

「俺は床で構わないさ」

武郎は座布団を敷き詰めてゴロリと横になった。

いささか活動限界が来たようで
横になるとすぐさま眠りに落ちた。



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