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調教物語~ある男の性癖~
第4章 総務の咲希さん
幸せな通勤時間は
あっという間に終わってしまった。
会社のビルが見えてくると
武郎は組んでいた腕を解いた。
「勘違いしないでくれ、
君との関係はしばらく秘密にしておきたいんだ
公私混同はしたくないんでね」
では…
そう言って先に歩き始めて
武郎は急に歩みを止めた。
「そうそう、僕は今夕、診察があるので
今夜は会えないよ
後日、会いたくなったら連絡するから
おとなしく待っていなさい」
「かしこまりました」
「それと…君に宿題をあげようと思う」
「なんでしょうか?」
昨夜一夜限りの関係ではないのだと
すでに他愛ない会話で咲希は股間を濡らしていた。
「僕は完璧なツルツルまんこを望んでいるんだ
だから、ちゃんとしたサロンで脱毛してきなさい」
そういえば少しばかり股間がチクチクしていた。
「わかりました
あなたが望む女になるために
私、いっぱい努力します」
そう言って咲希は
立ち去る武郎の背に向かって
深々とお辞儀をした。
「さっきの男に頭を下げてんの?」
不意に背後から声がしたので、
咲希は慌てて姿勢を戻した。
「誰?彼氏?」
声の主は同じ総務課の伊東加菜恵だった。
「いえ…彼氏と言うわけでは…」
公私混同したくないという武郎に配慮して
二人の関係を慌てて否定した。