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調教物語~ある男の性癖~
第7章 VIO脱毛
Googleマップを頼りに
咲希はエステサロンへと急いだ。
サロンの入り口に立つと
辺りを見回して知人がいないことを確かめると
まるで危ないお店に入っていくように
背を丸めて忍び込んだ。
「いらっしゃいませ」
受け付けの女性が店内を
キョロキョロしている咲希に向かって声を掛けた。
「ご予約をされていますか?」
もう、後には引けないと度胸を据えて
「はい、お昼に予約を入れた金沢と申します」と
しっかりとした口調で申し出た。
「はい。金沢さまでございますね」
受け付けの女性は綺麗な指で
パソコンのマウスを操作した。
「はい、確かに承っております
VIO脱毛でございますね」
小さな声で確認してくれればいいものを
よく響く声で受け付けの女性は明るくそう言った。
一応、誰かに見られた時のために
サングラスをかけてきたが
かえってそれが怪しい女の雰囲気を醸し出していることに咲希は気づいていなかった。
「南野さ~ん、
ご予約のお客様がお見えになりました」
南野という人が咲希の担当者なのだろうか
奥のフロアに向かって受け付けの女性が
大きな声で呼び掛けた。
「は~い、お待ちしておりました」
咲希と同い年ぐらいの女性が
満面の笑みで咲希を出迎えてくれた。