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サトシのHなエッセイ
第30章 なぁ、ええやろ?②
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「どうやっ・・・ここか?
 ここが、ええんかぁ・・・?」

「あっあっあっ・・・そこっ・・・
 そこですぅ・・・」

二人の嬌声が部屋中に響いている。
私はもう全てを捨てて、ヤツに身を任すしかなかったのである。

「今日は、えらい素直やなぁ・・・
 かいらしいヤッチャ・・・」

屈辱が快感に変わる。

「そろそろ、いくでぇ・・・・」
私の胸が高まる。

「ほれほれ・・・・最後に・・・
 ぐりっと・・・・」

「ああああっー・・・・」

私の叫び声が合図のように作業は終わった。

「ほーら・・・こんなに・・・」
自慢気に差し出す「耳かき」の先には前回よりも大きな塊がこびりついていた。

「ホンマに・・・
 こんなに貯めるまで我慢して・・・。

 あんたは汗っかきやから、
 耳くそが固まりやすいんや。

 ワイ以外は、アンタのそのやっかいなん、
 ほじくりだせんの、知っとるやろ?」

ヤツの説教をジト目で聞く私。
だけど、ヤツのテクニックに私はもう逃れられないことを知ってしまった。
結局、最後には、こう、言うしかないのだった。

「こっちの逆の耳も・・・
 して・・・ください」

ヤツの口元が歪んで、白い歯がこぼれるのが超、悔しかった。

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