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ご清楚ですが何か
第7章 お局様はつらいよ
そのとき社長室の電話が鳴る
幸子の胸を揉んでいた会長が胸に手を置いたまま電話を取る

「うん。うん。はい、わかった。」

会長が電話を切ると急に襟を正して幸子に向く

「なんだか妻がロビーに来てるようでね。。失礼するよ。」

セクハラをしたという自覚があるからか歯切れが悪い
会長はそのままそそくさと出ていった

幸子はドアの向こうの松下に話し掛ける

「まっつんの仕業ね。」

松下が秘書の振りをして電話をかけたのだ

「あの野郎まんまと騙されたな。妻なんか来てないのにな。」 

「バレたらまた戻ってくるんじゃない?」

「だな。今のうち逃げるか。」

松下が幸子の手を引く
会長と鉢合わせないように階段で裏口から出る
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