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ご清楚ですが何か
第7章 お局様はつらいよ
幸子は泣きながらシャワーを浴びる
あのセクハラ会長にされたことを思い出すと気持ちが悪い
念入りにボディソープで洗った

自宅ではない場所
かつて松下と来たホテル
まだあったんだ
あのときもここでシャワー浴びたな
あれから10年か


「大丈夫か?」

シャワー越しに松下の影が見える

「来ないで。」

「悪い。」

泣いているところは見られたくない



体を拭いてバスタオルだけ巻いて部屋に戻ると
松下が煙草を吸っていた
テレビもつけないでジャケットも脱がないでソファに座っている

「あのときはブランコあったよな。」

「あったね。」

確かその日は一番高い部屋しか空いてなかった

「まっつん会社戻るの?」

「いや、戻らない。俺も直帰する。というか今日飲み会だったな。」

「まじ?今日だった?すっかり忘れてた。」

「二人でキャンセルすっか。」

「まっつんは行きなよ。」

「うーん、、」

松下は煮え切らない

「二人とも行かなかったら怪しまれるわ。」

「そのまま取引先と接待になったって言えばいいさ。」

「それもそうね。」

幸子もバスタオルのまま隣に座り
しばらく世間話をする
ラブホにいてなにもしないなんて初めてかもしれない
周りにはデリヘルのポスターや大人のおもちゃ
卑猥なものにたくさん囲まれているのに二人ともただぼそぼそと話す

「お前が襲われてるの見て、俺、、、」

「立っちゃった?」

「、、、うん。」

幸子はテレビをつける
昼のワイドショーが流れる

「見られたのが俺で良かったな。三原さんじゃなくて。」

「ううん、むしろまっつんには見られたくなかった。あんな姿。だって、、」

幸子は涙声になる

「いまだって横に居るのになにもされないし。」

「いや、今は違うだろ。」

「違わない!」

松下に詰め寄る

「塗り替えて。あの気持ち悪いセクハラをかき消してよ!」

幸子からキスをする
松下は人形のように動かない

「どうして、、」

幸子は唇を離す

「少し休め。」

仕方なく備え付けの部屋着に着替えてベッドに入る
思いの外すくっと眠りについたのであった
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