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ご清楚ですが何か
第1章 新しい苗字、新しい家族
会社を退けて駅で三原と待ち合わせをする
今夜は娘の槻が元妻の香の所に行っているので夫婦水入らずで外食をするのだ

一緒に暮らしていても外で待ち合わせるのは新鮮な気分になる

「お疲れ。」
 
先に待っていた幸子をめがけて三原が歩いてくる 
三原は晴れやかだ
スーツ姿に改めて見とれる

会社の前で待ち合わせても良いのだが
周りの目もあるのであえて離れた場所にした

二人で歩き出す

「何食べたい?」
 
「寿司!」

「良いね。」

歩いていると
テレビカメラとレポーターらしき人がこちらを見て近づいてくる
街頭インタビューかな

「あのぉ、すみませんが歳の差カップルを取材してまして。差し支えなければご年齢差をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

お腹もすいていたのでできれば断りたかったが
三原は人が良いので快く応じてしまう
ま、そういうところも好きなんだけど

「15歳差です。」

「ほうほう。ご主人お若くてらっしゃいますね。ちなみに夜の方はどうでしょう?」

ああ、一番答えにくいやつだ

「今キャンペーンをしてまして、このインタビューを広告で使わせていただく代わりに、無料モニターとして1年分差し上げます。男性の活力のサプリメントになります。」

笑えてくる
私たちはそんなものなくても愛がありますとも
お互い再婚だけど、ぴっちぴちの新婚なんですとも
三原の裾を引っ張る
逃げようの合図
このセールスに捕まったら長そうだ
しかし人の良い三原はすらすらアンケートなるものに連絡先を記入していた


寿司を食べ終えて帰宅する
槻がリビングでテレビを見ている

「お帰りー。」

「ママのところじゃなかったの?」

幸子が聞く

「何か急に仕事になったって。」

「ご飯食べてないでしょ?」

「コンビニで済ませた。」

「槻、連絡してくれたら一緒にお寿司食べられたのに。」

三原も言う

「いいのいいの。パパとさっちゃん、たまには二人にしてあげたかったの。」

幸子たちは赤くなる



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