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Start Over Again
第10章 恋人というのは

はれて恋人という関係になった私たち。


「おはよう、けいちゃん。今日も可愛いね」
「お…おはよう」

朝から抱きしめられて耳元でささやかれる。


「いってきますのキス、していい?」
「え…いや……んむっ」

断りを入れつつも強引にキスをされて。


「おかえり。ご飯にする? お風呂にする? それとも僕?(眼力強め)」
「ただいま……ええと…ご飯で…」

「ご飯ね! じゃーここ座って。……はい、あーん」
「朔ちゃん…自分で食べれるから」

「えー!? じゃあ、横に座ってあーんされるか、僕の膝の上に座ってあーんされるか、どっちがいい??」
「……あーんは絶対なの?」

「うん。もしくは…僕のを挿入しながら…」
「横! 横に座ってで!」

「ふふ…はい、あーん」

美味しいご飯を食べさせてもらって。


「あっ、朔ちゃ…そこはいいからっ」
「だめだよ。ちゃんとほぐしておかないと」

「や…だめ…立ってられない…っ」
「けいちゃん…可愛い。ね…早くベッドいこ?」

毎晩のようにお風呂で体を洗われて、そのままベッドで甘く深く愛される。



「――甘い、甘ったるいっ!!」

朔ちゃんと抱き合った翌日から約二週間。
ほぼ毎日こんな甘い生活を送っている。
甘すぎて、そろそろ胸やけを起こしそう。

「そう? 普通じゃない?」

枝豆をつまみながら橋本くんが小首をかしげる。

「付き合いたてのカップルなんて、そんなもんでしょ。ですよね? 幸田さん」

「ん~そうねぇ。彼氏くんまだ二十歳でしょ? それくらいの男なんてほぼ野獣なんだから、甘く愛されてるならいい方だと思うけど」

ほぼ野獣…
幸田さんの言葉にじーっと橋本くんを見ると、何かを悟ったのか苦笑している。

「まぁ…俺にもそんな頃はあったよ。…彼女のことしか頭になくて、彼女にもそうであってほしくて…甘やかしていた頃が……って恥ずっっ!!」

真面目に語ってくれる橋本くんを幸田さんがにやにやしながら見ていて、それに気づいた橋本くんが照れをごまかすようにビールをあおる。

「へぇ~…でも今は甘えたい、甘やかされたいんでしょ」

幸田さんの言葉に橋本くんはゴホッゴホッと激しくむせる。

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