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Start Over Again
第10章 恋人というのは

「っ…さく…朔ちゃん…」

乳頭をレロレロと舐めている朔ちゃんは、ん? という目で見てくる。

「い…いきそう…」

太ももを揺らしながら言うと「うん」とだけ言って、私をじっと見つめながら乳頭をベロ~といやらしく舐める。

その顔がえっちでドキッとしたのもつかの間、押し寄せる波に思考を持っていかれた。

「あっ、だ…め、い、いくっ、い…ちゃ…っ!!」

朔ちゃんの肩を掴みながら体を震わせる。

気持ちよくてどうにかなりそう。
まだ、挿入してないのに。

朔ちゃんが上体を起こす。
余韻に体を震わせながらも何だか嫌な予感。

「あっ!? やっ、待っ…て…」

朔ちゃんが陰核にしゃぶりつく。
全身がブルブルと震えてつらい。
涙目になって耐えていると、陰核が解放されて指も引き抜かれた。

「…けいちゃん…入れていい?」

口元を拭いながら聞いてくる艶やかな朔ちゃんにコクコクとうなずいて、スキンを取ろうとする朔ちゃんの腕を掴む。

「…ゴム…なしでしたい」

私の言葉に目を見開く朔ちゃん。

「…なしって……だめだよ」

戸惑わせてごめんね。
あの人――東からされたことをもう忘れたいし、それ以上に――。

「朔ちゃんの、ナカに出してほしい」

「…っ、子どもできちゃうよ」

「朔ちゃんとの子どもほしいから大丈夫」

「大丈夫って……まだ、けいちゃんの親御さんに交際の挨拶すらしてないのに…」

困った顔をする朔ちゃん。
こんなときでも私や私の家族のことを考えてくれるんだね。

「うちの家族は…朔ちゃんなら大歓迎だよ」

「僕だって今すぐ結婚したいし子ども大歓迎だけど…」

うぅーん…と考え込む朔ちゃん。
きっと私の仕事のこととか考えてくれてるんだろうな、と思いながら体を起こして朔ちゃんに近づいていく。

中断されても元気なままの陰茎をツンと指先でつつくと、ピクッと反応する朔ちゃん。

「え…けいちゃん…? あっ…」

やさしく握って根元から鬼頭にかけて舐め上げると、朔ちゃんが切ない声をもらした。
やだ、かわいい。

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