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Start Over Again
第10章 恋人というのは

腟内から指が引き抜かれて、朔ちゃんが体を起こす。
何も言わずに上の服を脱いで、「脱がすよ」と言って私の体を凝視しながらゆっくり脱がしていく。

隅々までじっくり見られて恥ずかしい。
顔をそらして目を閉じると、やっとショーツを脱がしてくれた朔ちゃんが覆いかぶさってきて、首筋にキスを落とす。

乳房をマッサージするようにやさしく揉みながら耳、首筋、鎖骨、乳輪の順に舌を這わせる。
次は乳頭かな…と思うのになかなか舐めてくれなくて、乳頭に触れそうで触れない絶妙な場所を丁寧に舐めまわす。

「きもちぃ?」

上目遣いで聞いてくる朔ちゃん。
うん、とうなずきながらもじれったい私は少し迷ってから口を開く。

「ねぇ…乳首舐めて…」

思ったより声が小さくて、だけど確実に聞こえた朔ちゃんは口角を上げて「うん」と言って舌先で乳頭をつついた。

硬さを確かめるように舌先でつついたあと円を描くように舐められて、じらされた分の気持ちよさに浸っていると、急にかぶりつくように口に含まれて転がされた。

「あっ…」

背筋がゾクゾクして少し肩を上げると、もう片方の乳頭を指の腹で撫でられて下腹部が疼く。

膣内をさわってほしくて朔ちゃんを見ると、幸せそうに乳頭を舐めてるのがかわいくてもうしばらく待とう、と思いながら乳頭に与えられる快感に集中する。


数分が経ち――

「朔ちゃん…下もさわって…?」

乳頭から離れようとしない朔ちゃんに声をかける。
朔ちゃんに隠れて見えないけど、きっと膣口はぐちゃぐちゃに濡れていて、朔ちゃんの指を今か今かと待ちわびている。

乳頭にかぶりついたままうなずいた朔ちゃんは片方の指を膣口に移動させてぐちゃぐちゃなのがわかったのかニヤリとして指をゆっくり挿入した。

「あ…あっ…あぁ……」

待ちわびた快感にゾクゾクする。

…指…1本なのに…。

指の腹で膣壁をトントンと押されて肩がビクビクする。
乳頭を吸われると同時に膣内が反応するのが自分でもわかる。

「…けいちゃんのナカ、ぐじゅぐじゅで熱い…」

そうつぶやいた朔ちゃんが指を2本に増やす。
ある場所をグリグリと押されて、快感の波が押し寄せてきた。

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